PS5のハイスペックモデル「PlayStation 5 Pro」（PS5 Pro）ついに公式発表 発売日は11月7日！

PlayStation 5 Proは希望小売価格11万9980円 UD Blu-rayドライブは非搭載

2024年9月11日、Sony Interactive Entertainment（SIE）は、YouTubeのPlayStation公式チャンネルで、PlayStation 5シリーズ初の高性能モデル「PlayStation 5 Pro」を2024年11月7日に発売すると発表しました。

予約受付は9月30日10時から開始予定で、メーカー希望小売価格は11万9980円（税込）です。なお、PS5 ProにはUltra HD Blu-ray（以下、UHDBD）ドライブが標準搭載されていません。

現在発表されているハードウェア情報をまとめました。

PS5 Proの性能向上をささえる３つの特徴について

そして具体的に気になるのはPS5からどれくらい性能が上がっているのかです。

それについて、PlayStation 5の設計者であるMark Cerny（マーク・サニー）氏によると、PS5 Proの主な特徴は「大規模化されたGPU」「進化したレイトレーシング」、そして「AIベースの超解像技術」の3つにあると説明されています。

大規模化されたGPUでレンダリング速度はPS5比で45%向上

PS5 Proの一つ目の特徴はGPUのアップグレードです。

GPUはゲーミングPCのパーツに言い換えると「グラフィックボード」です。

PS5 Proに搭載されるGPUは、現行のPS5に比べてコンピュートユニットの数が67％増加しており、さらにGPUメモリの速度も28％向上しています。

これにより、ゲームプレイ時のレンダリング速度が最大で45％向上し、従来以上に滑らかなプレイ体験が実現されるといいます。

45%向上というと、ゲーミングPCのグラフィックボードと比べるなら、おそらくGeForce RTX 4060 Ti相当ではないかと考えられます。

AIによる解像感向上

PS5では，ゲームによっては画質優先にするとフレームレートターゲットは約30fpsになる「Fidelity Mode」と，フレームレートは60fpsと高いが画質が下がる「Performance Mode」を選択できました。

PS5 Proでは，機械学習ベースの技術を活用したAIによるアップスケーリングで、映像のディテールを大幅に追加することで、極めて鮮明なビジュアルを実現します。

この技術により、Fidelity Modeでも高いフレームレートで表示が可能になり，Performance Modeに匹敵するフレームレートで高品質な映像を表現できるようになるといいます。

進化したレイトレーシング機能

PS5から導入された「レイトレーシング機能」をさらに進化させたことで、よりダイナミックな光の反射と屈折の表現が可能になったといいます。

現行のPS5と比べて2倍、ときには3倍の速度で光線を投射できるようになり、今まで以上に、写実的な光や影の表現が可能になったといいます。

これによりレイトレーシング対応のゲームタイトルのリリースが増えてくることが予測されます。

従来ゲームタイトルもアップスケーリング対応

以上のハードウェア向上機能に加えて、PS5 Proにはゲームブースト機能を搭載されます。

PS5 Proの技術に対応したゲームタイトルには「PS5 Pro Enhanced」という目印が付くようです。

いずれも人気の看板タイトルです。

今までPS5でプレイしていたプレイフィールからどれくらい向上できるのか楽しみです。

さらに一部のPS4ゲームの場合でも画質性能を向上させることが可能になるそうなので、モンスターハンターワールド等の人気タイトルが対応になっているとうれしいですね。

発売は11月7日ということですが、PS5が発売になった時と同様に品薄になることも予想されますので、発売日に手に入れたいという人は9月30日からの予約受付を利用しましょう。

今回の情報を見て、ゲーミングPCを選択する人も多いでしょう。

11万9980円という希望小売価格は家庭用のゲーム専用機で想定される価格を多く上回っています。

ゲーミングPCと、PS5 Proの購入を迷っている人にとってはより情報収集が必要になりそうですね。

以上、現時点で公表された情報をまとめてみました。