これから始める『ELDEN RING』 その魅力と深淵なる世界と冒険【エルデンリング】

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『エルデンリング』は、ゲーム開発会社フロムソフトウェアが贈るオープンワールドアクションRPGで、その革新的なゲームデザイン、壮大なストーリー、そして挑戦的で苛烈な戦闘システムが評価され、多くのゲーマーを魅了しました。

2022年の発売以降、未だ多くのプレイヤーが冒険を続けています。筆者も完全に魅せられたプレイヤーの一人で定期的にプレイしています。

本記事では、『エルデンリング』の魅力を深掘りし、大まかなストーリーと圧倒的な世界観に触れ、その人気の理由を探りたいと思います。

今からエルデンリングを始めようか迷っている人はぜひ参考にしてください

目次

エルデンリングの世界観は?:広大で神秘的なオープンワールド

エルデンリングの舞台である狭間の地は、とにかく広大なマップで探索するたびに新しい発見があります。

狭間の地は、その地方によって明確な特徴がありますが全て共通して感じられるのが悲壮感です。

荒涼とした草原、腐敗した沼、暗闇に覆われた未知の地下洞窟、圧倒的な高さを誇る火山など、各エリアがユニークな雰囲気を持ち、プレイヤーを引き込みます。

そして冒険の中で出会う建造物やNPC(ノンプレイヤーキャラクター)に対して、具体的な説明は一切なくプレイヤーが独自の解釈で冒険を進めることになります。

このまま進んでいいのか?今この敵と戦うべきなのか?

冒険を始めて数分後に出会うボス接ぎ木の貴公子との戦いから物語は始まります。

まだ操作を覚える前からいきなりボス戦?と誰もが思うでしょう。

最初はその自由度の高さに戸惑うかもしれませんが、冒険を進めるにつれて、その情報の少なさが逆に探求心を煽り快感を覚えるようになってくるのがエルデンリングの世界観です。

親切なストーリテリングは存在しませんが、それでも成立するのがこのゲームのスゴイところです

エルデンリングの物語は?:砕けたエルデンリングを巡るデミゴッド達との戦い

ゲームを始めると最初に、大まかな物語の流れが説明されます。

エルデンリングのストーリーは、プレイヤーが独自に解釈しながら進めるタイプの物語で、直接的な説明は少なく、アイテムやNPCとの会話を通じて、自分なりのイメージを膨らませていきます。

舞台は深淵なる世界「狭間の地」

物語の舞台は「狭間の地」と呼ばれる圧倒的に悲壮感が漂う荒廃した世界です。

この地はかつて「エルデンリング」という神秘的な力によって秩序が保たれていました。

しかし、「エルデンリング」が砕かれたことで、世界は混沌に陥り、支配者たちの間で権力争いが起こりました。

エルデンリングの破壊

砕けたエルデンリングの、その破片は各地の「デミゴッド」(神の子供たち)に分け与えられました。

デミゴッドたちはその力を巡って争い、狭間の地は戦乱の場となります。

主人公は狭間の地を探索し、デミゴッドたちを倒してエルデンリングの欠片(グレートルーン)を集め、エルデンリングを修復するための力を蓄えていきます。

旅の途中で出会うNPCやデミゴッドたちは、それぞれ独自の背景や目的を持ち、時に争い、共闘し、物語に深みをもたらしていきます。

そしてエルデンリングの物語を語る上で重要なのが「マリカ」の存在です

永遠の女王マリカと影の地

そもそもエルデンリングがなぜ砕かれたのか、それは「永遠の女王マリカ」によるものでした。

マリカはエルデンリングの物語にとって非常に重要な人物ですが、物語の終盤まで謎に包まれた存在です。

彼女がエルデンリングの破壊に携わったことは間違いないのですが、その理由や背景についての詳細は語られていません。

マリカが隠れたのは「影の地」とされており、大型DLCである『ELDEN RING Shadow of the Erdtree』で物語の続きを見ることができます。

エルデンリングの主人公は?:褪せ人(あせびと)と呼ばれる不死の存在

この世界で祝福を失った存在「褪せ人」がエルデンリングの主人公です。

褪せ人は大いなる意志によって指名を与えられ、追放された狭間の地に戻れるようになりました。

主人公は旅の途中で謎の少女「メリナ」と出会い、黄金樹へと導かれていきます。

メリナは主人公に移動手段として霊馬「トレント」をもたらします。エルデンリングの広大なマップの移動にトレントは必須の存在で、道中の移動以外にも大型なボス戦に効果を発揮します。

主人公は様々なNPCと出会い、力を与えあいながら強力なデミゴッドたちに対抗していきます。

ゲームを始めると最初にキャラクターのベースになる素性を選びます。

素性は、放浪騎士、剣士、勇者、盗賊、星見、預言者、侍、囚人、密使、素寒貧の10種類で初期装備やステータスが変化します。

初期装備が使い易い侍がおすすめの素性です

素性の決定後は外見の詳細を細かく設定できます。

納得いく外見が決まったらいよいよ冒険の始まりです。

エルデンリングの難易度は?:高難度だが救済措置により何とかなるレベル

ツリーガードは主人公が最初に出会う強敵で、エルデンリングの本質を見る最初の機会といえます。

最初はスルー出来ますが、このゲームの本質を知るために
あえて戦ってみることをおすすめします

エルデンリングは高難度な死にゲーである。という認識は間違いではありません。

歴代のフロムソフトウェア作品がそうであるように、エルデンリングには非常に強力なボスキャラクターが存在します。

時には心が折れるほど何度挑戦しても勝てないボスに出会うこともあるでしょう。

物語上避けて通れないボス戦がいくつかありますが、最初に対峙するのが「忌み鬼、マルギット」です。

エルデンリングの物語は、いわゆるエンディングにたどり着くために全てのボスを撃破する必要はありません。

逆に物語上非常に重要な存在なのに、最後まで出会うことなくエンディングを迎えるということもあります。

そんな中、マルギットは必ず出会うボスの一人で、エルデンリングの最初の難関です。

筆者はファーストアプローチから約3時間ほど連戦し勝てず、一旦道中を戻りアイテム回収やレベリングを行ってから再戦し、ようやく勝利することができました。

エルデンリングは非常に自由度の高いゲームなので、圧倒的に勝てないボスに出会ったときにはレベリングや装備の強化を行ってから出直し再戦することをおすすめします。

それでも勝てないときはオンラインによる、救援マルチプレイでの共闘を検討しましょう。

オンラインで救援を呼び一緒に戦えば、今まで勝てなかった強大なボスを蹂躙することも可能です。

これは達成感を得るという観点では最後の手段として考えて欲しいのですが、どうしても勝てずこのゲームを投げ出すくらいならば、他のプレイヤーの力を得ることで先に進めて欲しいと思います。

エルデンリングは高難度のアクションRPGでることは間違いないのですが、救済措置が充実しているので根気さえあれば、アクションゲームが苦手な人でも何とかなるシステムになっています。

筆者は過去のフロムソフトウェア作品で「ダークソウル リマスター」「ダークソウルⅢ」を長くプレイしていましたが、それら過去作の方が難しかったと感じています。

例えば「ダークソウル リマスター」は道中の難易度が高く、ボス戦にたどり着く前に心が折れることもしばしばでした。過去作は基本的に各マップが一本道なので繰り返し死んで覚えるのがクリアの基本です。

代表的なボスである山羊頭のデーモンは、同時にいる犬2匹の存在が圧倒的に邪魔で何度もあきらめかけました。

すなわちゲームとしての難易度とは、登場するボスの強さだけで決まるわけでなく、ゲーム全体のシステムによって変わるということなのです。

エルデンリングはオープンワールドというシステムを採用しているので、狭間の地の各地を探求してプレイヤーを強化することが可能です。

過去作のような一本道の道中になると避けて通れないシーンに多く遭遇し、最終的頼れるのは己の技術のみになることがほとんどでした。

そういった意味ではエルデンリングの難易度は決して高くないと断言できます。

フロム作品のデビューにはエルデンリングは最適です
気に入ったら過去作をプレイしましょう

エルデンリングを始めるなら?:セール時なら本編のみがおすすめ

この記事を執筆中の2024年12月時点でのおすすめの購入方法がこちらです。

おすすめの購入方法
  • セール時は本編の単体購入がおすすめ
  • 通常時はDLCバンドル版がおすすめ

これはSteamでのエルデンリング関連の価格です。

ウィンターセールの対象になっている本編のみ作品が40%オフで\5,544になっています。

はっきりいってこれからエルデンリングを始めるなら本編のみで十分です。

通常時はDLCバンドル版よりも高いので選択肢にはならないのですが、セール時は検討の余地ありです。

理由は二つあります。

本編のみがおすすめの理由
  • 本編のみでも圧倒的な周回要素があるので
  • DLCの難易度が理不尽に感じるほど高いので

エルデンリングの本編はすでに半端ない周回要素を盛り込みまくっています。これだけでも1年以上はプレイできると思います。

DLCに着手する前にやることは十分にあるので、セール時に本編のみを購入するのは選択肢としてアリです。

『ELDEN RING Shadow of the Erdtree』はさらに広大なマップ「影の地」が舞台で、本編をプレイしていく中でいくつかの条件をクリアすることによって足を踏み入れることが可能になります。

「影の地」の推奨レベルは非常に高いので実際のところ、本編をクリアした上でさらにLV150位までレベリングしなければ太刀打ちできないでしょう。

これからエルデンリングに挑戦しようという人には本編をじっくりプレイしてもらいたい。

2~3周して様々な武器の回収や新しいボスの発見などを行ったうえで、さらにエルデンリングを愉しみたいという気持ちがあるのならばDLCに挑戦してもらいたいと思います。

個人的にはDLCに登場するボスたちの難易度は、正直理不尽に感じます。無理やり強くしすぎた感が強いというか。

まずは本編で本作の楽しさに触れてください
DLCはそれから考えましょう

エルデンリングの何が面白い?:適度な難易度と完成された世界観のバランス

最後にエルデンリングの魅力についてまとめます。

エルデンリングは、単なるゲームという枠を超えて、言うなれば各プレイヤーが自分だけの物語を紡ぐ体験が可能です。

とにかく多極的な魅力があるので、その楽しさは一度触れると忘れられない特別なものになるでしょう。少なくとも筆者は一生続けられる自身があります。

ぜひ皆さんもエルデンリングの深淵に触れてみてください。

2025年には待望のスピンオフ作品『ELDEN RING NIGHTREIGN』がリリース予定なのでこちらのチェックも忘れずに。

最後に筆者の愛する最強のデミゴッドである、

「ミケラの刃、マレニア」の台詞でお別れします。

…長い、夢を見ていた
体は貧金、血は腐れ
幾万の屍を積み上げ
ただ一人を待つ

…貴公も、知るがよい
ミケラの刃、マレニアを
敗れを知らぬ戦いを

かっこよ…

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この記事を書いた人

元BTOショップ店員で自作PCの販売経験20年以上。
その経験を生かしてブログ運営をしています。
ゲーム・映画・小説・ランニングが趣味。

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