どうも!誰でも最初は初心者の「ビギナーズマップ」です。
ゲーミングPCの性能を最大限に発揮するには「ゲーミングモニター」が必要です。
高性能なグラフィックボードを搭載しても、接続するのが普通のテレビや一般的なモニターだと台無しです。
ゲーミングモニターには様々なサイズやスペックのものがあります。
おすすめなゲーミングモニターは、主にプレイするゲームジャンルによって変わります。
FPSゲームのように速い視点の動きが要求されるゲーム、オープンワールドゲームのように美しい映像が要求されるゲーム、それぞれに最適なモニターがあります。
この記事では、ゲーミングモニターを選ぶために必要な基本用語の説明を交えながら、おすすめのゲーミングモニターを解説していきます。
ゲーミングモニターの性能を知るための5大用語を解説
最初にゲーミングモニターの性能を知るための5つの用語について解説します。
とりあえずこの5つの用語の意味が理解できれば、スペック表を見た時にそのモニターの特徴が分かるようになります。
画面サイズについて
まず最初に画面サイズについて。
ゲーミングモニターで主流な画面サイズは、24インチ、27インチ、30インチクラスです。
大画面のほうが迫力のあるゲームが楽しめるんじゃない?
問題はプレイするゲームジャンルです
単純に考えてPCを使うときにそんなに離れて画面を見ないですよね?
一般的には液晶画面との最適な視点距離は30~40cmと言われています。
今まで大画面テレビでゲームをしていた人は「近いな!」と思うかもしれません。
しかしFPSゲームのように瞬時に多くの視点移動をくりかえすゲームの場合、画面サイズが大きくなると視点移動の距離とマウスの移動距離が大きくなるので、大きな画面サイズだと不利になります。
個人的な意見ですが、FPSゲームを中心にプレイするならおすすめの画面サイズは「24インチクラス」です。
FPSゲームの対人戦とは、esportsに分類される競技性の高いゲームジャンルです。
0.1秒でも速く敵を見つけて有利な状況を生むためには迫力を追求するよりも、道具としての利便性を追求するべきです。
モンスターハンターやエルデンリングなどのアクションゲームが中心の場合は27~30インチクラスを検討してもいいでしょう。
モニター解像度について
現在最も普及しているモニター解像度はフルHD(1920 × 1080)です。
数字の意味は横 × 縦のドット数を表し数字が高ければそれだけ精細な表示ができるという意味になります。
愛称 | 規格名称 | 横解像度(pix) | 縦解像度(pix) | アスペクト比 | 対応 |
---|---|---|---|---|---|
FHD | Full HD | 1,920 | 1,080 | 16:9 | 一般的なPCモニター |
WQHD | Wide Quad HD | 2,560 | 1,440 | 16:9 | 高解像度PCモニター |
UHD 4K | Ultra High Definition 4K | 3,840 | 2,160 | 16:9 | 4K解像度PCモニター |
最近増えてきた4Kモニターの解像度は3,840×2,160で、フルHDと比較して4倍の表示画素になります。
4Kモニターのメリットは、高密度パネルならではの非常にきれいな画像表示が可能な点。
しかし高解像度な画像を表示させるために、高いグラフィック性能が要求がされるのが導入の難しい点です。
単純に4Kモニターでゲームをプレイするなら高性能なグラフィックボードが必須でコスパは悪くなります。
フルHDで動きの滑らかさを優先するか、4Kで画面のきれいさを優先するか。
FPSや格闘対戦ゲームのような視点の動きが速いゲームはフルHD、オープンワールドゲームやアクションRPGといった画面のきれいさが求められるゲームはWQHD~4Kがおすすめです。
応答速度について
応答速度とはモニター画面内で色の切り替わる速度のことをいいます。
使われる単位は「ms」(ミリ秒、1msは1秒の1000分の1秒)
応答速度とは、液晶モニターが画面の切り替えをどれくらい速く行うかを示す指標です。具体的には、以下の2つのケースで計測されます:
- 黒 → 白 → 黒への切り替え時間(通常は「ISO応答速度」と呼ばれます)。
- あるグレー → 別のグレーへの切り替え時間(これが「G2G(Gray to Gray)」と呼ばれるものです)。
普通のモニターで5ms〜12ms、ゲーミングモニターは0.5~1msが主流です。
一般的には「黒 → 白 → 黒」に切り替わる時間を表す速度で、単位の数字が小さい方が高速であるという意味になります。
応答速度が遅いとどうなるかと言うと、フレームの切り替えが間に合わず1つ前のフレームが残ったままになり「残像」と呼ばれる現象が起こります。
高速な応答速度を持つモニターは、残像感のないキレのある映像を楽しめます。
パネル形式について
ゲーミングモニターに採用される主なパネル形式はTN、IPS、VAの3種類です。
TNパネルは応答速度が速い、IPSパネルは視野角が広く色調表現が良い、 VAパネルは高コントラストで応答速度が速いのが特徴です。
パネル形式 | 応答速度 | 視野角 | 色調表現性 | コントラスト |
---|---|---|---|---|
TNタイプ | 速い | 狭い | 低い | 普通 |
IPSタイプ | 遅い | 広い | 高い | 低い |
VAタイプ | 普通 | 普通 | 普通 | 高い |
ゲーミングモニターに採用されるパネル形式で一番多いのがTNパネルです。
応答速度の速さが特徴のTNパネルは、PCゲームで要求される動きの速さにピッタリなので、多くのゲーミングモニターに採用されています。
コストの安さも売りの一つなので、現在ではリフレッシュレート144Hz対応ゲーミングモニターでもTNパネル形式だと2万円以下で購入できるようになり、初心者でも導入しやすくなってきました。
IPSパネルは応答速度が遅くて、視野角が広いため一般的には写真編集や事務作業に向いたパネル形式です。
しかし最近は各メーカーが独自技術で応答速度を速めてきたので、IPSパネルを採用したゲーミングモニターも増えてきましが、TNパネルよりは価格が上がります。
VAパネルの特徴は、視野角や色再現性はTNとIPSの中間位の性能で応答速度は遅め。
しかしコントラストが優秀で、黒をより『黒く』表現することが可能です。
ゲーム以外でも映像表現を楽しみたいという人にはおすすめのパネル形式です。
リフレッシュレートについて
リフレッシュレートとはモニターが1秒間に画面を切り替えられる回数を表します。単位はHz(ヘルツ)と表記されます。
一般的に人間の目で見て滑らかな映像と感じるのは60Hz(1秒間に画面を60回切り替える)以上と言われています。
しかしゲーミングモニターはさらなる滑らかさを追求して144Hzや240Hzという非常に高速なモデルがあります。
ゲーミングモニターの性能を表す指標として、リフレッシュレートの数字が大きければ高性能なゲーミングモニターであることを意味します。
メインでプレイするゲームジャンルがFPSゲームなら、ゲーミングモニター選びで最も重視すべきポイントはリフレッシュレートです。
144Hz以上のリフレッシュレートが有利になるジャンルはフォートナイトやヴァロラントといったFPSゲームで、導入はほぼ必須と言っていいでしょう。
注意して欲しいのは、リフレッシュレートとフレームレートは違うという点。
フレームレート(fps)とは「1秒間に出力機器が生成・送信できる映像の数」を指します。
最終的に表示されるフレームレートは接続する出力機器によって異なります。
例えばPS4やNintendo Switchはフレームレートが最大60fps、PS5の場合だと最大120fpsです。
144Hz対応のゲーミングモニターを購入しても実際のフレームレートが144fpsで表示できるのはPC接続の場合だけです。
最近では240~360Hzという超高速なリフレッシュレートに対応したゲーミングモニターが増えてきましたが、最大フレームレートを表示させるためには、高性能なグラフィックボードを搭載したPCとの接続が条件になります。
ゲーミングモニターの人気メーカー
ここからはゲーミングモニターの販売をしている人気のメーカーについてご説明します。
現在ネット上では様々なメーカーのゲーミングモニターが販売されていますが、その中でも実店舗でも取り扱いのある、信頼できるメーカーを中心に紹介したいと思います。
ASUS
BenQ
MSI
IO DATA
LG
Acer
自分のプレイスタイルに合わせて最適なモニター選びを
ゲーミングモニターはゲームジャンルによって最適な機種が変わります。
モニター選びをする時には用途を明確にして自分に合ったモデルを選びましょう。
今回ご説明した性能を表す指標になる5大用語が理解できれば、自分のプレイスタイルに合わせてモニター選びができようになります。
AMAZONでは30社近いメーカーのゲーミングモニターを取り扱っています。(正直多すぎ)
正直聞いたことのないメーカーもかなり増えましたが、今回ご紹介したのは安心してお勧めできるメーカーなのでぜひ参考にしてみてください。